Profile
コクヨ株式会社にて、2011年、グローバルでの働き方とオフィス環境のメディア『WORKSIGHT』を創刊。同年、未来の働き方を考える研究機関「WORKSIGHT LAB.(現ワークスタイル研究所)」を設立。2016-17年、英ロイヤル・カレッジ・オブ・アート ヘレン・ハムリン・センター・フォー・デザイン 客員研究員。2019年より京都工芸繊維大学 特任准教授を兼任。2020年、黒鳥社とのメディアリサーチユニット/メディア「コクヨ野外学習センター」を発足。2022年、オルタナティブな社会をリサーチ&デザインする「ヨコク研究所」を立ち上げる。
News

レポート『CREATIVE SHIFT ― 未来の仕事とクリエイティビティ』を公開
ヨコク研究所は、新刊レポート『CREATIVE SHIFT ― 未来の仕事とクリエイティビティ』を2025年6月27日にリリースしました。本レポートのテーマは「創造性を問い直す」です。
冷戦期に制度化され、資本主義の装置として拡張してきた「クリエイティビティ」という概念。私たちはその言葉にどのように縛られ、いまどのような転換点に立っているのでしょうか?
本書では、UX起点で進化する中国ビジネス、働き方を再設計する制度の試み、社会調査に潜む「やっかいな問題」、組織における「聴く」文化の再構築、自律分散的なコミュニティ運営など、5つの視点から創造性をめぐるシフトを描きます。創造性を「管理のための道具」ではなく、社会を更新する力として捉え直す試みです。

書籍『 WORKSIGHT[ワークサイト] 28号 山の寄り合い YORIAI ON THE HILL 』を8月27日に出版
ヨコク研究所のオウンドメディア「WORKSIGHT[ワークサイト]」。28号を2025年8月27日に刊行しました。
28号の書籍のテーマは「山の寄り合い」です。
社会が益々行き詰まる中、民主主義、資本主義を見直すヒントは日本の歴史・民俗史にあるかもしれません。宮本常一の記録に見る「寄り合い」(合意形成)から、江戸時代に広まった「読書会」、今も沖縄に残る「もあい」(相互扶助・金融)、災害をめぐる各地の知恵などをもとに、これからの時代の「集まり方」についてオランダ人ゲストとともに議論しました。

書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]27号 消費者とは Are We Consumers?』を出版
ヨコク研究所のオウンドメディア「WORKSIGHT[ワークサイト]」。27号を2025年5月14日に刊行しました。
27号の書籍のテーマは「消費者とは」です。
私たちは「消費者」という言葉にどのように括られ、また変貌しようとしているのでしょうか? マーケティング調査の現場が追う消費者の変遷、大規模アンケートに見る消費者の自己認識、消費社会への抵抗としての創作、消費の中心にいる主婦・女性、万引きと若者まで、戦後日本を形づくってきた最重要コンセプト「消費者」を問い直します。

書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]26号 こどもたち Close Encounters with Kids』を出版
ヨコク研究所のオウンドメディア「WORKSIGHT[ワークサイト]」。26号を2025年2月10日に刊行しました。
26号の書籍のテーマは「こどもたち」です。
こどもとは、実はわたしたちの最も身近にいる「他者」であり、こどもを取り巻く社会を見ることで、大人の固定概念を揺さぶり新たな視点が生まれるのではないでしょうか。今回の特集では、そんな他者としてのこどもに対して、さまざまな学問や芸術、エンターテイメントがどのように向き合ってきたのかをテーマに取材しました。

書籍『会社と社会の読書会』を出版
誠品生活日本橋で行われた、WORKSIGHTの読書会イベントが書籍になりました。なぜ「社会に入る=会社に入る」とみなされるのか、出世や勤勉さ、はたまた家族のあり方や欲望の形まで日々の考え方にも大きな影響を与えている「会社」とはいったい何なのか。民俗学者の畑中章宏氏を迎え、「日本の会社」という謎に迫ります。