Profile
1991年青森県生まれ。ヨコク研究所 研究員。「年齢」「時間の周回性」など、個人化・多様化する社会の"拠りどころ"たりうるものへの関心を軸に、民俗学的な視点でのリサーチ・プロトタイピングを中心に取り組む。
関西学院大学大学院社会学研究科 島村恭則研究室(現代民俗学)に所属。
研究テーマは「干支型年齢システムにみる同年意識の拡張性」。
News
『YOKOKU Field Notes #02 韓国・勝ち敗けのあわい』刊行記念トークイベント(ゲスト・鳥羽和久氏)〈競争社会を越え、世界に応答するための「アジール」のつくり方〉を開催
教育者・作家の鳥羽和久さんとともに、競争的な規範と距離を置く韓国各地の「子どものサードプレイス」事例を参照し、自らを作り変えながら他者と協働するための道筋を考えるトークイベントを2024年5月8日に開催します。
企業のコミュニケーションを再考・実践するミートアップ「カイシャの編集会議」にヨコク研究所の工藤、田中が登壇
株式会社ロフトワーク、Huuuu inc. 、くいしん株式会社が共催するミートアップ「カイシャの編集会議」に、2024年4月24日、ヨコク研究所から工藤沙希と田中康寛が登壇します。
書籍『YOKOKU Field Notes #02 韓国・勝ち敗けのあわい』を出版
「自律協働社会」の兆しを個別の地域から探索するヨコク研究所のリサーチ活動とそのレポート〈YOKOKU Field Notes〉第2号となる書籍を2024年3月12日に刊行しました。
本書では、競争原理や能力主義が席巻する今日の韓国社会をフィールドにしています。
リサーチの問いは、競争が枕詞になって久しい「教育」や「経済活動」の分野のみにとどまらず、「地域間格差」「遺伝情報としての種子の市場価値」「国家間の友敵関係」までもをその射程に収めます。
"勝ち/敗け"というフレームを脱して世界を作り変えようとする、韓国各地の6つの自律的・協働的な取り組みに注目する一冊です。
書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]22号 ゲームは世界 A–Z World is a Game』を出版
ヨコク研究所のオウンドメディア「WORKSIGHT[ワークサイト]」22号を2024年1月31日に刊行しました。
22号の書籍のテーマは「ゲームは世界 」です。
ゲームはいまエンターテインメントの枠を越え、社会を規定する経済的、政治的、心理的、そして技術的なシステムが象徴的に統合されたシステムとなりつつあります。本号では、「ゲームを通して見れば、世界がわかる」という仮説のもと、ゲームに関連するキーワードをA〜Zに当てはめ、計26本の企画を展開。多様に拡張しつつ進化/深化するゲームから現代社会を見つめています。
GRASP Exhibition 「Digest The World ──世界を鷲掴みする、採集的リサーチの実験展」を、2024年2月10日〜18日にn.5下北沢にて開催
「採集行為」を手がかりに、自らの身体をひらいて「自律協働」の探索と実践を試みる〈GRASP〉プロジェクトでは、リサーチの方針や活動理念を非言語的に伝えるべく制作した超短編アニメーション映画を軸に、その制作プロセスをひもとく展覧会を、2024年2月10日(土)〜18日(日)の期間、下北沢n.5にて行います。