Profile
1991年青森県生まれ。ヨコク研究所 研究員。「年齢」「時間の周回性」など、個人化・多様化する社会で普遍的な"よりどころ"になりうるものへの関心を軸に、民俗学的な視点でのリサーチ・プロトタイピングに取り組む。関西学院大学大学院社会学研究科 島村恭則研究室(現代民俗学)に所属。研究テーマは「円環型年齢システムと干支縁」。
News

書籍『 WORKSIGHT[ワークサイト] 28号 山の寄り合い YORIAI ON THE HILL 』を8月27日に出版
ヨコク研究所のオウンドメディア「WORKSIGHT[ワークサイト]」。28号を2025年8月27日に刊行しました。
28号の書籍のテーマは「山の寄り合い」です。
社会が益々行き詰まる中、民主主義、資本主義を見直すヒントは日本の歴史・民俗史にあるかもしれません。宮本常一の記録に見る「寄り合い」(合意形成)から、江戸時代に広まった「読書会」、今も沖縄に残る「もあい」(相互扶助・金融)、災害をめぐる各地の知恵などをもとに、これからの時代の「集まり方」についてオランダ人ゲストとともに議論しました。

書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]27号 消費者とは Are We Consumers?』を出版
ヨコク研究所のオウンドメディア「WORKSIGHT[ワークサイト]」。27号を2025年5月14日に刊行しました。
27号の書籍のテーマは「消費者とは」です。
私たちは「消費者」という言葉にどのように括られ、また変貌しようとしているのでしょうか? マーケティング調査の現場が追う消費者の変遷、大規模アンケートに見る消費者の自己認識、消費社会への抵抗としての創作、消費の中心にいる主婦・女性、万引きと若者まで、戦後日本を形づくってきた最重要コンセプト「消費者」を問い直します。

書籍『YOKOKU Field Notes #03 インドネシア・集まり方の作法』を出版
ヨコク研究所は、「自律協働社会」の兆しを個別の地域から探索するリサーチ活動とそのレポート〈YOKOKU Field Notes〉第3号となる書籍を、2025年5月13日に刊行しました。
シリーズ第3段となる本書では、多様な島々が一つの国家として成立するインドネシアをフィールドに、人々の「集まり方の作法」に着目した4つの活動を巡ります。インドネシア各地に点在する新たな営みの断片をこれらのケース・スタディから捉え、個人主義が加速する現代における集団の意義、他者と共存する主体のあり方をどのように捉え直すのか、普遍的な問いを投げかけます。

会社の歴史を個人の人生の語りの中から捉えなおす〈コクヨの生活社史〉プロジェクトを開始
ヨコク研究所は新たに〈コクヨの生活社史〉プロジェクトをスタートしました。
今年120周年を迎えるコクヨという会社に何らかのかたちでかかわった50人の生活史から社史を編纂します。
現役社員が自ら聞き取りを行い、それぞれの人生の語りから「会社」と「社会」と「個人」の関係を位置づけなおす試みです。

書籍『WORKSIGHT[ワークサイト]26号 こどもたち Close Encounters with Kids』を出版
ヨコク研究所のオウンドメディア「WORKSIGHT[ワークサイト]」。26号を2025年2月10日に刊行しました。
26号の書籍のテーマは「こどもたち」です。
こどもとは、実はわたしたちの最も身近にいる「他者」であり、こどもを取り巻く社会を見ることで、大人の固定概念を揺さぶり新たな視点が生まれるのではないでしょうか。今回の特集では、そんな他者としてのこどもに対して、さまざまな学問や芸術、エンターテイメントがどのように向き合ってきたのかをテーマに取材しました。