Profile
1991年青森県生まれ。ヨコク研究所 研究員。「年齢」「時間の周回性」など、個人化・多様化する社会の"拠りどころ"たりうるものへの関心を軸に、民俗学的な視点でのリサーチ・プロトタイピングを中心に取り組む。
関西学院大学大学院社会学研究科 島村恭則研究室(現代民俗学)に所属。
研究テーマは「干支型年齢システムにみる同年意識の拡張性」。
News
書籍『YOKOKU Field Notes #01 台湾・編みなおされるルーツ』を出版
「自律協働社会」の兆しを個別の地域から探索するヨコク研究所のリサーチ活動とそのレポート〈YOKOKU Field Notes〉第1号となる書籍を刊行しました。
本書では、歴史的に多様な外来文化の影響を強く受ける台湾をフィールドに、人々が共に生きるための拠り所となる「ルーツ」を問いの切り口とし、
台北、花蓮、台東、高雄まで5箇所の事例をめぐり、台湾各地に点在する新たな社会のあり方の断片を捉えます。
自らの存在と居場所を編み直そうとする人々の活動を手がかりに、ルーツを自ら「構築する」営みについて問いかける一冊です。
〈開催予告〉「明日たちの日記 Diary of tomorrow(s)」展示 / ワークショップ
メディアアーティストの木原共さんをレジデントとして迎える、〈自律協働のエクササイズ〉Vol.3。今回お披露目する「明日たちの日記 Diary of tomorrow(s)」は、AI技術を用いて、本人の過去の行動データや人生の価値観を元に“「私」のこれから”が描かれた日記を生成するプロジェクトです。展示 / ワークショップにて、ぜひご体験ください。
PROCESS|スキル抽出のプロセス
4本目となるこの記事では、プロジェクト全体に伴走していただいた人類学者の中村寛さんとおこなったワークショップとそこで交わした議論についてご紹介します。具体と抽象を往復する人類学的アプローチを体験しながら、自律協働について思索を深めました。
Vol.2|共鳴を運ぶ蛸みこし
2人目のレジデントとして迎えたのは、芸術探検家の野口竜平さん。テーマは「共鳴」です。バラバラなままで一緒にいるための装置である蛸みこしを通じて、自律協働社会とそうではない社会像を対比させ、リーダーシップのオルタナティブを体験しました。
Vol.1|未熟さを味わう
1人目のレジデントとして迎えたのは、インタープリターの和田夏実さん。テーマは「未熟さ」です。成熟に向かうことが是とされる現代において、未熟であることを受け入れるにはどうすればいいのか。あり得たかもしれない人生を、他者とともに生きるゲームを体験しました。